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官房長官の会見に手話通訳がつかないのは何故?

 

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時々テレビで見る官房長官の会見。

あれって、手話通訳がつかないことが多いんですよね~。。

 

皆さんも一度は見たことあると思うけど、テレビの端っこに芸能人が時々小さく映る「ワイプ」というのがありますよね?

こんな感じです。↓

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このワイプで手話通訳のワイプがあれば、耳が聴こえない方々でも内容がすぐに分かりありがたいですよね。

でも今のテレビには、官房長官の会見にこの手話ワイプがつかないことが多いです。

 

 実は手話通訳がついている!

でも、実は、官房長官の会見にはいつも手話通訳者が立っているのです。

なので、本当は官房長官の会見に手話通訳はついていることになっています。

 

それが分かる動画がこちらにあります。

 

 

上のツイート内容は関係ないのですが、この動画を見ていると最初、官房長官の隣に黒ずくめの女性が立っているのに気づくと思います。

この方は官房長官の話を手話通訳している方なのです。

 今の現状

でもテレビでは官房長官の隣に手話通訳者が立っている様子はあまり映し出されていませんよね・・・?

なので私たちは、官房長官の会見をテレビで見ても、内容を手話通訳を通して知ることはほぼ、できません。

 

字幕が付くこともありますが、「いつでも常に」ではありません。

 

特に災害時には困る!

特に、震災や豪雨など急な天候異変の時に官房長官が出てきて会見すること、ありますよね。

このような緊急の場合は特に手話通訳のワイプも字幕も両方出てこない時があります。

「時間がないんだから仕方がない」ではありません。

緊急時こそ、自分の生活や命を守るためにすぐに内容を知りたいのです。

 

手話通訳が付いたきっかけは東日本大震災

 ではここで一旦、どうして官房長官の会見に手話通訳が付くようになったのかを見てみましょう。

まず、きっかけは実は東日本大震災でした。

その流れのおおまかなことがよく分かるまとめがあったので、貼りつけておきます。

togetter.com

このように、東日本大震災で会見に手話通訳のワイプや字幕がないことがあり、それで不安を感じた聴覚障害者たちが声をあげたのが始まりのようですね。

それを知った政治家たちが改善を要望⇒それからつくようになった、という流れでしょうか。

 

そして現在・・・

そういう経緯があって東日本大震災の時は手話通訳がついたのに、今はまた逆戻り、という感じがしますね。

実際、今はまたテレビでの官房長官の会見に手話通訳は映らないことが多いです。。

これに対する疑問の声がTwitterで上がっています。

 

 

 

 

 

 そもそも、手話通訳は必要か?

とはいっても、今は「字幕があるなら手話通訳のワイプは不要では?」と思う人も多いかもしれません。

そのため、「別に手話通訳が映らなくても問題ないんじゃないの?」と思う人もいると聞きます。

では、そもそものところ、手話通訳は必要なのでしょうか?

 

ろう者の識字率

実は、日本は識字率が高い国とはいえ、まだまだ問題があります。

それは、ろう者の識字率です。

ろう者の中には日本語が不得手な方も多く、正しい文法で日本語を書くことができない人もまだまだ存在します。

これは、小さいころから耳で聞いて日本語を覚えることが出来ないということが深く関係します。

また、例えば聾学校の教育が遅れているなどの問題もあり、きちんとした日本語を教えてもらえなかった人も多いようです。

それだけでなく、高齢者などは戦争で学校に通えないまま終わってしまったろう者もまだ多く、そういう方々は字幕を見ても理解できないことがあります。

それで、手話通訳が必要なのです。

 

どうしてカメラマンは手話通訳を映そうとしないのか?

それでは、どうしてテレビ局のカメラマンは手話通訳を映そうとしないのでしょうか?

これは私にも分かりません・・・

考えられる理由としては、

 

1:カメラマンが「何のために手話通訳者がいるのかを理解していない」?

2:「手話通訳者が邪魔だ、映すな」という要望がある?

 

・・でしょうか・・・?

どちらにしても残念なことですね。

 

では、どうするの?

でも、手話通訳がいるのにテレビには映らない状況をそのままにしておくことはできませんね。

では、どうすれば良いのでしょうか。

 

方法は色々とありますが、最も確実なのは

 

NHKや各民放局へ意見を出す

 

ことでしょうか。

これについて、NHKや各民放局へのお問い合わせ先を以下にまとめてみました。

 

各テレビ局へのお問い合わせ先

ここでは、主な局に絞って載せていきます。

その他、ローカル局などは自分で調べていただくようお願いいたします。

NHK

www.nhk.or.jp

フジテレビ

 

wwws.fujitv.co.jp

テレビ朝日

テレビ朝日 | お問い合わせ:テレビ朝日へのご意見・ご感想、お問い合わせ

TBS

視聴者サービス部宛メッセージフォーム|TBSテレビ

日本テレビ

www.ntv.co.jp

テレビ東京

www3.tv-tokyo.co.jp

 

その他の方法はないの・・?

でもこのような、テレビ局へメールなどでお問い合わせするという方法はごくごく普通で当たり前のことですよね。

またこれくらいのことなら、今までにも色々な方々がすでにそうしてきていたはずです。

でもそれでも変わらない。むしろ、震災前に逆戻りしている。

ということは、もっと確実な方法が必要、、ということですよね。

 

そこで考えられる他の方法として、以下のことが挙げられます。

 

TwitterやFacebookなどSNSを使ってつぶやく

これは個人ならではの力を生かすことができる方法ですね。

また、Twitterであればその拡散力によっては政治家など要人の目に届くこともあります。

 

ブログにまとめる

今はSNSの時代ですので、ブログが読まれることは実は少ないです。

でも、例えばWordpressなどで作ったブログの場合、Google巡回によっては例えば「聴覚障害 手話通訳」などというワードを使って検索した人がたまたま見ることもあります。

そういう時には有効でしょう。

政治家に直接SNSを使って連絡する

 政治家に直接声を届けることができるのもSNSの魅力の1つです。

また、個人でも直接政治家にアクセスしやすくなったため意見も届きやすくなりました。

それを利用して、直接政治家に意見を伝えてみるのも良さそうですね。

ただ、必ずお返事が来るとは限らないので、お返事を求めることはしない方が良いかと思われます。

署名運動をする

 これは個人の感情に訴えて巻き込みながら声を広げていく形になりますね。

例えばSNS、TwitterやFacebookの場合だと、その人とつながっている人でない限りその人の声を知ることはなかなかないということもあります。

しかし、署名運動だとその人を知らなくても、署名内容を知ることができることもあります。

また、街に出て署名運動をすればそれだけ多くの人に声を届けて知ってもらうこともできますよね。

少々大変ですが、周りを巻き込んだりSNSで繋がっていない方々にも声を届けたりすることができる方法でもあります。

声を届けるのに一番大事なことは

 ただ、色々な方法で声を届けることができるからといって安心は禁物です。

なぜなら、やり方によっては「ただのクレーマー」「危険人物」と認定されブロックされることもあるからです。

 

 その1

 

前向きな内容を心がける

声を届ける際は、ただの不満だけを書くのではなく、「どうして困るのか」「どうしてほしいのか」などといったポイントを押さえる内容を投稿した方が良いでしょう。

その方が見た人も動きやすくなります。

 

その2

 

1回で満足せず、繰り返し意見を届ける

よくあるのが、1回だけ意見を届ければあとは見てもらえるだろう、と思ってしまうパターン。

実は1回だけでは足りないかもしれません。

なぜなら、テレビ局は「内容」よりも「量」を見ることが多いからです。

つまり、反響が「大きいか小さいか」を判断の目安にしているところも多いようです。

そのため、手話通訳や字幕を付けてほしいという意見が多ければ多いほどテレビ局の上層部にも届くのではないでしょうか。

なので、友人たちに声をかけて皆で一緒に意見を届けるとともに、1回だけで終わらず折を見て繰り返し届けることも必要かもしれませんね。

 

 まとめ

 「テレビに手話通訳や字幕がつく」ということは、同時にきこえない人たちの生活を保障することにも繋がります。

また、普段からそういうことが当たり前になっていれば、いざという時(震災時など)にも手話通訳や字幕がすぐにつく体制が整いやすくなるのではということも期待できますね。

逆に言えば、今は手話通訳や字幕がまだまだ当たり前になっていないからこそ、いざという時や緊急時などに「あ!手話通訳や字幕をテレビにつけなくちゃ!」とテレビ局の人が思い出す機会が少なくなってしまっているのでは?ということも考えられます。

 

道のりはまだまだ遠いかもしれませんが、一人一人の力が集まれば大きいので、「どうせ無理だろう」と諦めずに、もっともっと皆で声を上げていけると良いですね。