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ひとりのろう者からあなたへ

ろう者として生まれて感じた社会の壁と合理的配慮とは

ろう者の老人ホームについて

ろう者が老後で1番不安に思うこと


こんにちは。
今日は私がふと思ったことを書いてみたいと思います。

ある日、こんな話を聞きました。

「ろう者が年を取った後、どこに行けばいいのか不安になる」

これを聞いて私も不安に思いました。

これはどういうことなのか?を今から書いていきます。

 

ろう者を受け入れてくれる老人ホームが少ない

まず、ろう者にとって「手話で話す相手がいる」ことは非常に大事です。


もちろん、聞こえる方々と筆談などでお話はできますが、それは結局は【一時的】なものです。
一日中ずっと筆談は家族でもない限り難しいですよね。

 

また、口の読み取りもできますが、年を取ってから体力が衰えているのにずっと口の読み取りはさすがにシンドイです。

 

そんな状態で、聞こえる人だらけの老人ホームに入れられるのはさすがに嫌です苦笑。

 

聞こえる方々も逆の立場になって考えてみたらわかると思います。

例えば、聞こえる方々も聞こえない方ばかりの老人ホームに入れられるのは嫌でしょ?

 

ここで、

 

【周りの人がみんな手話で話してる老人ホームに入れと言われたら入れますか?】

 

または

 

【英語が分からない状態で年を取ってから外国人だらけの老人ホームに入れられてそこで余生を過ごすことができますか?】

 

ね?ちょっと遠慮したいでしょ?

 

さすがに私も、聞こえる友達などはいますが、だからと言って「あなたは聞こえる人に慣れてるから、余生は聞こえる人の老人ホームに入っても大丈夫だよね」と言われたら全力でお断りします。

そんなもんですよね。

 

ろう者のための老人ホームが少ないのが現状

 

でも、今の日本、ろう者のための老人ホームが少ないのが現状です。
そのため、ほとんどは自分の子供達と同居しているようです。

しかし、それでも「我が子の人生を患わせたくない」という理由で同居して世話をしてもらうことを嫌がる人も多いです。

 

それもあり、今後はろう者のための老人ホームも考えていってもらいたいと思います。

 

でも、少しだけでもろう者のための老人ホームがあるのはまだ救われます。

では、ここからは今、実際にあるろう者のための老人ホームはどこかをまとめていきます。

 

ろう者のための老人ホーム紹介


今、全国にあるろう者(聴覚障害者)のための老人ホーム(養護老人ホーム特別養護老人ホーム)は9つあります。
★一箇所に集まってることが多く東北や四国、北陸などまだ老人ホームがない地域も多いです)

 

北海道

養護老人ホーム
「やすらぎ荘」定員50人 (入所50人)
特別養護老人ホーム
新得やすらぎ荘」定員50人 (入所40人 短期入所10人)

 

埼玉

特別養護老人ホーム
「ななふく苑」(定員73人 入所68人 短期入所5人)

 

京都府

特別養護老人ホーム
いこいの村 (定員105人 入所90人 短期入所15人)

 

大阪

特別養護老人ホーム
あすくの里(定員100人 入所80人 短期入所20人)

 

淡路島

特別養護老人ホーム
ふくろうの里(定員70人 入所60人 短期入所10人)

 

広島

特別養護老人ホーム
あすらや荘 (定員120人 入所104人 短期入所16人)

 

養護老人ホーム
あすらや荘(定員50人 入所50人)

 

福岡

養護老人ホーム
田尻苑 (定員50人 入所50人)

 

以上です。


この老人ホームの実態はどうなってるのかは分かりませんが、ともかく、最期まで手話で語り合える環境があるのはとても良いことだと思います。

 

今時点で東北、北陸、四国などまだ老人ホームがない地域もあるのでそういう地域に住んでる方々が老後に不安を持つことのないよう、早くそういう地域にも老人ホーム建設を望みたいですね。

 

みなさんも、ろう者のための老人ホーム建設について少しでも考えていただけると嬉しいです。