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オンラインスクール、ろう者難聴者にも平等な学びを

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      • できれば動画に手話ワイプもあればいい
      • 講師とのチャットは文字も対応してほしい
  • まとめ

 

こんにちは。

 

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電車のアナウンス、ろう者は分かりません ~電光掲示板に全ての情報を!~

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    • 電光掲示板を有効に使ってほしい
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    • 鉄道における合理的配慮とは
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ろう者難聴者など、聞こえない or 聞こえづらい人は騒がしい所では特に求めている音が聞こえず困ることがあります。

これは高齢者なども同じだと思いますが・・・

 

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あなたは誤解してる ~補聴器を付ければ聞こえるということの誤解~

https://fydunq.dm2302.livefilestore.com/y4mmwncrs8LtdzbCGNOKjeMiL4vz0TeClE5MULyRDPSDLhsi1sTACrmqco4Khps1lzCEP6T4BMIe_Fg798Abt7TMGozSFoqc4jrLxmb-4CSChq8byGWAWEwdE92WBQkg3a-OY5C_6FVMB48W6sofGlNLgripkheTvQJf06nDlaLMtFqq8Bgr61exZxhOT1ZDJCs2rzeO9xLRUe3VFW4QSzQFw?width=1200&height=630&cropmode=none

こんにちは。

ここでは聞こえる人によくある誤解について。

 この「あなたは誤解してる」について前は

 

tellyou.hateblo.jp

 

この記事を書きました。

こちらも読んでみてもらえると嬉しいです。

 

 

今回は「補聴器を付ければ聞こえるだろう」という誤解についてまとめていきます。

(いつのまにかシリーズ化しそう笑)

 

補聴器を付けてれば聞こえる?それ、本当?実は違うんだよ

きこえる人に多い誤解で「補聴器をつけてるんだから聞こえてるはず」ということ。

確かに、補聴器を付けていれば「音」は入ってきます。

それで「聞こえる」のです。

 

でも、ちょっと待って!

この「聞こえる」ってどういうことだろう?

 

「聞こえる」にも色々あることは知っていますか?

知らないですよね。

聞こえる人たちは、「聞こえる」=「すべての音が判別できる」状態が当たり前なのだから。

 

でも、それが当たり前ではないのが「聴覚障害」でもあるのです。

 

ここでは、それについて書いていきます。

 

「聞こえる」にも色々ある

聞こえる人たちは、「聴覚障害」=「音が聞こえない」から、「補聴器を付ければ音が大きく聞こえる」と思っている人が多い

です。

 

高齢者で耳が遠くなり補聴器をつけてる人がいるからこそどうしてもそう思ってしまうのかもしれませんね。

 

だからこそ「補聴器を付けていれば健常者と同じように聞こえる」と思ってしまうのだと思います。

 

「耳が遠い」と「聴覚障害」は違う!

これはやむを得ないことかもしれませんが、実は、「高齢者など耳が遠くなった人たち」と「聴覚障害」はそもそも違うのです。

 

簡単に言えば、聴覚障害は脳内の聴覚神経や聴覚関係の器官が故障している状態だと思えばいいかもしれません。

そのため、「耳から入ってきた音を正しく伝えられない(伝えにくい)」状況が起きている、ということです。

それで、補聴器を付けて音を大きくしてもその音が正しく伝わっているとは限らないのです。

 

つまり、「補聴器=拡声器」ではないのですよ~。

 

聴覚障害=「聞こえる」≠「音が判別できる」

 

そのため、聴覚障害においては

 

「聞こえる」=「全ての音が判別できる」ではなく

「聞こえる」=「音自体は届いているがその音が何の音か判別しづらい状況はそのまま残っている」

 

というケースが多いのです。

 

分かりやすい例を書いてみます。
下の記事では実際の聞こえ方をイラストにしているので、こちらの方が分かりやすいかもしれません。

 

tellyou.hateblo.jp

 

tellyou.hateblo.jp

 

 

こちらにも書いてありますが、人によって聞こえ方は様々です。

ですが、どれにも言えることは「聴者(=耳が聞こえる人)と全く同じようには聞こえていないよ」ということなのです。

 

今、補聴器は時代の変遷を経てかなり技術的に発達してきました。

ですが、それでも今も「補聴器を付ければ聴者と同じように100%完全に聞こえる」というまでにはいっていないようです。

いつかはそういう時代が来るのかもしれませんが、今はまだまだのようですね。 

 

軽い難聴者の場合はまた違うけど

「でも、ろう者難聴者は分かるけど、聴者に近いほど障害が軽い難聴者の場合はまた違うんじゃないの?」と思う人もいると思います。

 

確かに、補聴器の性能とその人の耳の聞こえ方がピッタリ合えば、軽い難聴者の場合は補聴器を付ければほぼ耳だけで聞き取れるケースもあります。

 

でも、それでも100%は難しいようで、軽い難聴者であっても平均して大体2割ぐらいは聞き間違いがあるそうです。

また体調にも左右され、体調が悪いと2割の聞き間違いが3割4割まで落ちたりすることもあるそうです。

 

なので、どれだけ軽い難聴者であっても、補聴器は万能ではないようです。

 

私たちのことを誤解しないでほしい

今までにも書いてきましたが、「補聴器を付ければ聞こえるけど、聞こえるという意味が違う」ということは分かっていただけたかなと思います。

 

聞こえる人に多い誤解をなくしたい

今までに何度も書いてきたことから分かるように、

聞こえる人が聞こえない人に「聞こえる?」と聞いて、「聞こえます」というお返事があったとしても、それは

 

「音が入ってきているのが分かります」

 

という意味で返事しているだけであって、決して

 

「あなたの言葉を(目をつむっている状態で)耳だけで判断できる状態になっています」

 

というわけではないということも多いのです。

でも、聞こえる人は「聞こえます」というお返事があったら

 

「あ、耳だけで私の言っていることが分かるようになってるんだな」(つまり目をつぶって耳だけで何と言っているか理解しているんだな)

 

と思ってしまう人も多いのです。 

特に聞こえない子を受け持つ学校の先生や聞こえない子がいるクラスメイトなど・・

周辺の方々はそういう誤解を持ってしまうので、そこからすれ違いや誤解、そしてそれが大きくなるといじめにつながることも多いようです。

 

このあたりのことは、聞こえない子どもを受け持つことになった先生方や親御さん、また周囲の方々は特に理解してほしいと願っています。

 

聞こえない人も説明する力を身につけよう!

 

しかし、聞こえない人も、このあたりのことを自分で説明できる人が少ないように思います。

例えば、「補聴器を付ければ聞こえるの?」と聞かれたときに、「聞こえます」だけで終わってしまう人が非常に多い。

本当は、「音は聞こえてるけど、何の音かは分かりません(判断できません)」というところまで説明するべきなのです。

 

その説明がないからこそ、例えば

 

・補聴器を付けてるのに、聴者と同じように会話ができてない・・?

・後ろから呼んでも気づかない・・?

・話しかけたのに無視してる・・・?

 

ということがあると聴者は

 

「補聴器を付けたら聞こえるはずなのに、なんで???」

「わざと無視してるんじゃないか・・?おかしい」

「聞こえないふりしてるのか?」

 

などなど、変な誤解を持ちやすくなってしまうのです。

 

でもそれは違う、わざとじゃないのですよね。

でも、聞こえる人はそれが分からないのです。

なので、【「聞こえる」というのはただ単に「音が聞こえる」だけであって、その音を判別できる力はほぼないのだ】ということを説明する力を聞こえない人たちも持つ必要があると思います。

 

きこえる人は万能ではありません。

 

聞こえる人たちは聞こえないということを何も知らないのです。

 

聞こえる人たちに、「私は耳が聞こえません。」という、たった一言だけ言えば全て分かってもらえるなんて思わない方がいいです。

 

でも、これを知らない人が多すぎるように思います。

だから、

「私は耳が聞こえないと言ったのに、ベラベラと話しかけられた!むかつく!」

と言ったり、

「耳が聞こえないと言ったのに後ろから話しかけられて、何で無視するんだ!と怒られた・・」

と言ったりするのだと思います。

 

だから、こちらからきちんと説明できる力を付けてほしいと思います。

 

それこそが、生きていく力となります。

 

聞こえる人も、聞こえない人のことを知る努力を!

でも、聞こえない人だけが頑張るのではありません。

聞こえる人にも頑張って欲しいのです。

 

今は「聴者優位社会」と言い、やはりどうしても「聞こえる人の方が上」という考え方を持っている人は多いように見受けられます。

だからこそ、「自分より劣る人の方が努力するべきだ」と思っている人も残念ながら多いです。

 

しかし、それは間違っています。

 

私たち聞こえない人が聞こえる人に理解してもらおうとずっと努力し続けても、聞こえる人が変わらないと意味がないのです。

 

聞こえる人も、自分の周りに聞こえない人がいたら、まずその人のことを理解する努力をしてください。

例えばインターネットで

「補聴器とは何か?」

「筆談のやり方は?」

「簡単な手話は?」

などを調べるのも良いですし、そこからもっと突っ込んで

「なぜ聞こえなくなったのか」

「原因は?」

「補聴器はどのくらい聞こえるのか?」

など深いところまで調べても良いと思いますし、

本人に直接聞くのも良いでしょう。

 

直接聞いたら失礼かな?嫌がるかな?と思って遠慮する人も多いと思いますが、【聞かないということは知らないことがどんどん積み重なっていくこと】になり、またそこからどんどん誤解が生まれていくということにもなります。

 

なので、まずは調べたり、聞いたりしてみましょう。

そこで相手の反応を見て、そのまま聞くかやめるか決めればいいと思います。

 

そうやってお互いのすれ違いや誤解をなくしていけると良いですね。

 

 まとめ

共生という言葉があります。

共生の意味は色々ですが、スパッと言うと「ともにいきる」ことですね。

 

聞こえない人たちも聞こえる人たちもともに生きる、ということは、「お互いを知る」ことだと私は思っています。

 

聞こえない人だけが聞こえる人のことを知り、歩み寄るのではなく、聞こえる人も聞こえない人のことを知り、歩み寄ってほしいと思います。

 

そのためには、聞こえない人も自分の耳が聞こえないということを伝える力を身につけること、

また、聞こえる人は耳に頼らないコミュニケーション方法を考えていくこと。

 

これがお互いにできて初めて、本当の意味での「お互いを知る」そしてそれが共生に繋がるのではないかと考えます。

 

それでは、今回はここまでです。

あなたは誤解してる ~発音がうまい=聞こえてるということの誤解~

 

https://fydrnq.dm2302.livefilestore.com/y4mglfMAHDIfmKGIzo2L_TSwSeGgiU3uyKJViO4sw4uzGso0BvGNEPORtsxLxvzWw82G4ObrLL8xgGCQ-nC4MY8L1gkeGYzSrKbD81SYdJAcaOZ1eJH2eFDDlSSEQuH1bmrL9sZ4E9ISEMSKpCpGN28g5ZNea_NA7__nHGUiAT6tu4zaeVVMpnO6v_rebr0negVdVtAWJ2VFBd6tfbxyASGPQ?width=1200&height=630&cropmode=none

こんにちは。

ここでは、聴覚障害について聞こえる人が特に誤解しやすいことについてまとめていきます。

 

聞こえる人と聞こえない人が交流していく中で特に多い誤解があります。

それが「発音がうまい=聞こえる」という誤解。

 

これ本当に多いのですが、例えば聞こえない人で発音がうまい人がいるとします。

そしてその人が聞こえる人と話すとき、あらかじめ自分は聞こえないのだということを伝えてあっても、

 

「そんなこと言ったって、しゃべれるんだから聞こえてるんでしょ」

 

と言われ、普通に話しかけられてしまい困る。。。

ということ。

 

これはなぜ起こるのか少し考えてみました。

 

聞こえる人たちに多い思い込み

 

まず、聞こえる人たちに多い思い込みは[ 聞こえない = しゃべれない ]ということ

これは昔の「ろうあ者」という言葉のイメージ、つまり、ろうあ者=耳が聞こえず話すこともできない人、というイメージから来ているのではと思います。

そのため、「発音ができる人は聞こえてるのだ」と誤解してしまいやすいのではと思います。

 

でも実際は聞こえない=しゃべれないのではなく、

 

聞こえないけどしゃべれる AND しゃべれるけど聞こえない

 

という人もいるのだということがまだまだ知られてない、ということ。

 

そのため、聞こえないけどしゃべれる人もいるのだということが思い付かない。

そこからそういう誤解が生まれてくるのではないか?と考えました。

 

話せる=聞こえるという誤解が生む弊害とは

 

ではこの誤解がどういう弊害を生んでいるのかを考えてみましょう。

 

これは私の友人の例なのですが、

 

筆談を拒否される

→聞こえないって言ったって、しゃべれるんだから少しは聞こえるんでしょ?と言われ筆談を拒否される

 

聞こえないということ自体を信じてもらえない

→「話せるということは聞こえてるということだ」と思っている人が多いため、聞こえないと言っても嘘を言ってると思われたり

「聞こえてるはずなのに聞こえないふりをしている」

「聞こえてるはずなのに無視した」

と思われたりする

 

どれくらい聞こえないのかが伝わりにくい

→聞こえない、というのは分かってくれているけど、どのくらい聞こえないのかなどが伝わりにくく、そのため最初はゆっくり話してくれてても徐々に普通の速度になってしまい結局分からなくなったりする

 

。。などなど。

 

そのため、そういう誤解を受けやすい立場の方々からは

 

「もうはっきりと聞こえない方がよかった」

「補聴器をつけるのをやめて、最初から声も消してずっと筆談だけにした方が逆に楽だったのかな・・・」

 

などなど、困っている声が多く出ています。

 

実際に、本当は発音ができていても、そういう誤解を受けないために「聞こえる人に対しては最初から声を出さずに筆談で通している」という人も結構います。

 

それだけ、発音が出来ていると逆に誤解されやすく、またそれで傷つくことはとても多いようです。

 

では、こういう問題をなくしていくためにはどうしたら良いのでしょう?

 

誤解をなくすために

 

これはなかなか難しい問題です。

やはりまず一番大事なことは、[知ってもらうこと]それしかないかもしれません。

 

では、知ってもらうためにはどうしたらいいのか?

 

自分で自分のことを正しく理解する

 

まず自分自身がどういう風に困るのか、また、どういう風にしてほしいのかを正しく理解すること。

これができてはじめて、他人に自分のことを説明し分かってもらうことができます。

 

ただやはり、説明しても分かってくれない人は多いでしょう。

でも、「分かってくれない」と諦めてしまわないこと。

 

諦めたらそこで試合終了!なのです(スラムダンクの安西先生風に)

 

分からないことを分からないままにしない

 

これは聞こえない人に多いのですが、相手の言うことが分からなくなっても面倒くさくて「分かったふり」をしてしまうこと。

これがあるから、相手はどうしても「やっぱり聞こえてるんだ」「このくらい早口でも大丈夫ってことかな」と思ってしまうのです。

そしてだんだんすれ違いが大きくなっていってしまうのです。

なので、面倒くさくても分からないときはその都度、分からないということを伝えていくのも大事です。

 するとやがては「あ、今の話し方だと聞こえづらいんだな」「今の速度だと口の読み取りが難しいんだな」などということが相手にも伝わるでしょう。

 

しかし、聞こえない人だけが注意しても、しつこいようですが聞こえる人も変わらないといけません。

 次からは、聞こえる人が気を付けるべきことを書いていきます。

 

思い込みを捨てる

 

思い込みを捨てる。それはつまり、素直になるということでもあります。

素直に相手の困っていることに耳を傾け、

 

「そんなこと言ったってどうせ聞こえるんでしょ」

「同情を引きたくて大袈裟に言ってるだけじゃないの?」

 

なんて思わず、

 

「なるほど、しゃべれてても聞こえてるわけじゃないんだね」

「こういうことに困るんだね」

 

など、素直に耳を傾け、その上で「こうしてほしい」と言われたらそのままそれを実行に移してほしいのです。

もちろん、過剰な要求は全部受け入れる必要はないのですが、それでも相手が「聞こえないからゆっくり話してほしい」と言ってくればその通りにゆっくり話してほしいし、また、相手が「紙に書いてほしい」と言ってきたなら紙に書いてほしいのです。

 

ベストな方法は当人が決めること

 

コミュニケーションにおいて一番やりやすいやり方というのは、当事者が決めることです。

 

聞こえる人が自分の都合で、例えば

「筆談が面倒くさいから」

「口を大きく開けて話すのは恥ずかしい」

などいう理由で聞こえない人とのコミュニケーション方法を制限するということはしないでほしいなと思います。

 

それは結局は「聞こえない人に頑張りを強いる」ことにもなってしまうことがあるのです。

面倒くさいからと筆談せずに相手に口の読み取りを強いると、相手は頑張って口の形を読み取らなければなりません。

口の読み取りがどれだけしんどいかについてはまた別の記事で書きますが、「自分が楽だから」という理由で聞こえない人の要求を拒否すると、それ自体がもう歩み寄りにはならなくなってしまいますね。

また、関係が対等にならなくなってしまいます。

それはお互いにとって不本意ではないでしょうか?

 

ケースバイケースも大事

 

ただ、ケースバイケースも大事です。

 

例えば、聞こえない人から筆談を求められたり、または大きな声で会話することを求められたりしても、場合によっては

 

「ここは静かな場だから声を大きくして話すと周りに迷惑がかかる」

「指を痛めているから筆談が難しい」

 

などの理由で難しい場合もあると思います。

 

そういうときは、あらかじめ聞こえない人にその理由を話した上で、お互いにベストなコミュニケーション方法を二人で決められるようにできると良いなと思います。

 

まとめ:私自身が持つ疑問

と、ここまで色々と書きましたが。。。

 

それでもやはり、1つの疑問があります。

 

どうして、聞こえる人は素直に聞こえない人が困っている状況を見て、受け入れることができないんだろうと。

 

聞こえないと言っているのに、

「そんなこと言ったって聞こえてるんでしょ」

「しゃべれるんだから聞こえてるんじゃん」

と言ってしまうんだろうと。

 

先程も書いた「思い込み」もあると思うんですが、それでもやはり、なんだか腑に落ちないままです。

なんだかモヤモヤしたままですが、今回はこれで終わります。

 

いつか、これに対するスッキリした答えが見つかるといいな。 

 

 

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今は結婚して山形在住。

 

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文科省主催の合理的配慮セミナーで合理的配慮を拒否!?続編

 今回は、以前文科省の合理的配慮のセミナーで聴覚障害者への合理的配慮が出来ていなかった、ということについて記事を書いたが、それについて続きがあるのでそれをまとめていきます。

詳しくはこちら→

tellyou.hateblo.jp

 

文科省主催の合理的配慮セミナーで合理的配慮を拒否!?続編

 前回、ぶりりんさんが参加を考えていた文科省主催の合理的配慮のセミナーで、聴覚障害者への合理的配慮として講演時の手話通訳などの制度をお願いしたにも関わらず、そのお返事がなく1か月ほど過ぎた後にやっと返事が来た、その返事が「用意できない」というものだった・・という件について。

 

その後どうなったのか気になったので、ぶりりんさんに直接聞いてみた。

 

結果的には手話通訳がつくことになった

結果として、ぶりりんさんの周囲の方々が色々と動いてくれて、結果的に手話通訳がつくことになったそうである。

以下、ぶりりんさんからお伺いした経緯をまとめる。

 

手話通訳が付いた流れ

8月1日

仙台でお世話になっている手話通訳さんたちに今回のことを相談。

すると障害企画課への相談・みみさぽ(宮城県聴覚障害者情報センター)への通訳依頼をしてはどうかというアドバイスをいただいた。

 

8月2日

障害企画課へ相談し、みみサポへ依頼をした。

みみサポへの依頼書は書くスペースがなかったため、事情をセンター長にLINEで伝えた。これが出来たのはラッキーだった。

 

8月3日

障害企画課の課長から文科省の担当者へ電話し、直接本人の意思を確認した上で対応するように言っていただいた。

この時に分かったことは、「手話通訳断りの電話が学校にきたとき、電話を取り次いだ管理職が『少しは聞こえるから手話通訳はなくても大丈夫』と言ったらしく、担当者はそれで安心していた」とのこと。

そのため、担当者から丁寧なメールをいただいた。

その後、職場で自分が置かれている状況を説明しつつ、手話通訳が欲しいということを改めて伝えた。

そして派遣してもらう関係機関としてみみサポの連絡先をお伝えした。

すると、その後すぐに文科省からみみさぽに依頼の電話があったとのこと。

 

8月4日

文科省の担当者から、手話通訳を手配できたとのメールがありました

 

一連の流れから分かること

このように、急展開で手話通訳が付くことになったわけだが、この流れをよく見るといくつかの気を付けなければならないことが浮き彫りになってくることが分かる。

決して、「通訳が付くことになったんだ、良かった良かった」で終わってはいけない。

ではそれはどういうことなのか?ということを今から書いていく。

 

他者が勝手にその人の聞こえ方を判断してはいけない

この経緯から見ても分かるように、始まりは【電話を取り次いだ管理職が『少しは聞こえるから手話通訳はなくても大丈夫』と言った】ことから誤解が起こったのが原因のようだった。

このように、他者が勝手に判断して「大丈夫」と更に他の他人に伝えてしまうケースは多い。

しかし、本当に大丈夫かどうかは本人にしか分からない。

かつ、ぶりりんさんは、「大丈夫じゃない」と思っているからこそ、手話通訳を依頼したのだ。

文科省はこの事実を見て判断してほしかったところだ。

 

諦めずにアクションを起こすことも大事

しかし今回は、ぶりりんさんが諦めずにアクションを起こしたことで、先ほどのような誤解があったことも知ることができたし、結果的に手話通訳を付けることが可能となった。

もしぶりりんさんが「手話通訳がつかないなんて・・」とがっかりしたままそのまま諦めていたらどうなっていたか?

まず、文科省への不信感が生まれていただろう。

また、先ほどのような誤解があってそれで手話通訳が付かなかったことを知ることもできなかっただろう。

 

しかし、ぶりりんさんは行動を起こした。その結果、色々なことを知り、またみみサポの紹介もしてもらえてそういう機関があることを知ることもできた。

やはり、行動すればプラスになるのである。

 

大事なことは「なぜ」という疑問を持つこと

このことから分かることは、「なぜ?」という疑問を持って行動すること。

 

「できません」

「そうですか、分かりました」

 

そこで終わってしまわずに、「なぜ?」「なぜできないのか」ということを確認すること。

そしたら相手の状況などを教えてもらえることもあるし、そこから相手の状況を考えた上で良い解決方法を考えることができるかもしれない。

 

「なぜですか」

 

この言葉は、突破力があると思う。

そしてぶりりんさんは「なぜ?」という気持ちが原動力になり様々な風を巻き起こしたのである。

 

 

 合理的配慮についてはまだまだ広まっていないのが現状。

国も手探りの状況がまだまだ続くと思う。

 

しかし、私たちも諦めてはいけない。

諦めなければ、良い解決方法が見つかるといういい例がここにある。

 

ぶりりんさん記事作成のご協力ありがとうございました。

 

 

ろう者難聴者にとっての合理的配慮とは?

 

https://fodjnq.dm2302.livefilestore.com/y4m6QOQKtauvr4Qb5WR0bPZS8mhAIGrCESBC_d019yxsgNr83OKhT0hwGCzONdKlXvr15FA4TF81ezHTzLMsGRoa7J_AeAfiYooqfPQbYNYQjQ588LE4PyQmF5vB6pJFVbcD9gKcxBWC0RpAc1IuaoQSumbZ3dkOvHjca8cufMEObMzggrJmqaP3pu2c4pJ4kHnbVE3TcE4-xWUUB2NeVMZnA?width=1200&height=630&cropmode=none

前回の記事では、合理的配慮の基礎について書いた。

 

 

tellyou.hateblo.jp

 


 この記事では、「では、ろう者難聴者にとっての合理的配慮とはどんなものがあるのか?」についてまとめていきたい。

私自身専門家ではないので間違っている箇所もあるかもしれない。

その場合は教えていただけると助かる。

 

それでは、いってみよう。

合理的配慮、ろう者難聴者の場合はどんなケースがある?

合理的配慮とは前回の記事でも書いたが、簡単にまとめると【ひとり一人の障害者に合わせた対応をしていくこと】である。

そしてそれは

1:過度な負担がかかることなく、その上でその障害者に合わせた適切な対応がなされなければならない

2:合理的配慮が適用されるのは公共機関や団体及び施設など

3:個人づきあいには適用されない

ことがポイントである。

 

ではその上で、合理的配慮の対象となるろう者・難聴者の事例はどのようなものがあるのだろうか。

 

それをいくつか挙げていく。

 

ホテルのテレビに字幕がつかない

これは気づかない人が多いと思う。

実際、ビジネスホテルなどホテルに宿泊してテレビを見ようとすると字幕が付かないことが多い。

その理由として、字幕を設定するリモコン(テレビを買う時に標準で付いてくるリモコン)と、ホテル側で設定したリモコン(有料放送も見られるようになっているリモコン)が入れ替わるためというのが多い。

 

こういうことが起こった場合は受付に申し出れば字幕を設定できるリモコンを貸してくれる場合があるが、これはごくまれ。

ほとんどは「貸すことはできない」と言われる。

 

これは合理的配慮の欠如に当てはまる。

 

聞こえない人にも平等に情報を届けるように整えることも合理的配慮の義務です!

 

この場合は「聞こえない人も聞こえる人と同じようにテレビから情報を得られるよう、字幕を表示できるようにする必要がある」という考え方から、聞こえない人がその部屋に泊まる時は字幕を設定できるリモコンを用意するということが必要になる。

これを拒否するということは合理的配慮の努力義務を怠っていることになる。

 

そのため、今後は改善してほしいという要望を出しそれを理解してもらえるように行動を起こすことが必要になってくる。

 

また、ホテル側もホームページなどに「標準のテレビでは字幕対応リモコンがありませんが、必要な方には貸出可能です」などの一文を入れておくなどの対応を考えてもらえると良い。

 

まず、「なぜなのか」をきちんと聞いておくことも大事。
ホテルによっては、テレビが古いシステムだったり有料放送を中心としたシステムのため標準のリモコンでも字幕を出せなくなっていたりなどの理由があるからである。
こういうケースの場合は合理的配慮の欠如にはならない。
その場合はやむを得ないので、改善を申し出ておくようにすると良い。

 

事故が起こった時手話通訳を呼ぶのを拒否された

これは警察に多いのですが、例えば車をぶつけられたなどの事故があった時、警察官に「手話通訳を呼びたい」とお願いしても、「裏で何か口合わせをするんじゃないか」など思われ拒否されたというケース。

また、通訳者を呼ぶことを拒否した上で、「聞こえる人の方が正しいはず」という思い込みで聞こえる人の話を一方的に聞き処理されたというケース。

 

これらは警察は公的機関(行政機関)なので、合理的配慮は法律で定められた義務であるはずなのにそれを違反しているということになる。

 

きこえない人から手話通訳者の用意の申し出があったら即座に用意するのも合理的配慮の義務です!

 

この場合、きこえない人から「手話通訳を付けてほしい」と言ってるにも関わらず一方的に断り、また、聞こえる人の話だけ聞いて判断したということは差別にも当たる。

もっと具体的に言えば、平等に判断してもらえず本人の権利が侵されたということ。

この場合は警察署内の相談窓口や市役所など地域の相談窓口へ相談すると良い。

 

きこえない人にとって警察の事情聴取は不安があるもの。 間違いがあれば下手すると誤解され前科がつくこともあるため、しっかりと手話通訳の派遣をお願いできるようにしておきたい。
 
ここまでで、いくつか分かりやすい例を書いてきたが、理解はしてもらえただろうか。
 

まとめ

合理的配慮は色々と難しいかもしれない。

でも実は簡単なことである。

 

なぜなら、合理的配慮とは言い換えれば「障害者がこの社会で理不尽なことにも我慢することなく必要なことを要求していき改善していくための権利」でもあるからだ。

 

ただし、その要求が過剰だったり、相手の負担が大きくなりすぎたらそれは「合理的配慮」にはならないので、要求する時は相手の背景や状況も理解した上でできるようになると良いと思う。

 

それでは今回はここまでです。